俺の親世代は鉱石ラジオ作ったりとか原始的なテレビを自分で修理したりとかそういう、自分一人でどうにか完結できるようなことをやってたけど
今の時代の超微細な半導体素子を自分で作るなんて人間には不可能だし、もし自分で一から半導体とか作り始めたら例えばそれなりのコンピュータを完成できるまでに多分寿命が尽きる
なので半導体をやる人は半導体を作り、半導体をもらってCPUを作る人がいて、その上でソフトウェアを作る人がソフトウェアを作り、って感じでレイヤーを分けて分業体制を敷いてる
昔は原始的だったから全部を一人でやることができたが、その人たちが現代に来たからと言って一人で全部をやることは不可能なんだよな
なので誰かが理解不足に見えたのならばそれはその人のレベルが下がったのではなくて、扱っている技術のレベルが上がりすぎていて相対的に力不足に見えてるっていうだけだと俺は思うけどね
昔の人間が賢く見えるのは 昔の人間の知識の限界が狭かったからだと思うよ たとえば、日本に入ってくる有名な本は一分野に一冊だけとか それを全部読み込んでいれば「精通している...
昔は哲学者が数学やったり物理をやったりいろんなことに手を出してマルチな才能を発揮したりしてたけど、現代でもうそういう話はほぼ聞かなくなったよね いろんな学問が発展しすぎ...