「無理だろ。それと同じで、法律や条例も人によって解釈が違う。
「まぁ……それは分かるけどさ。
「それが甘えなんだって。
「いや、別に俺は……」
「まあ、そんなことはどうでもいいんだけどね」
「どっちだよ!」
「俺が言ってるのは『この世界の法律』についての話であって、『異世界の法律』ではないんだよ。
異世界には異世界のルールがあるだろうし、異世界では俺らの考え方は通用しないかもしれない。
そう考えると、やっぱり俺らは現実世界での常識に沿って行動した方がいいと思うんだよね」
「…………」
確かに、一理ある。
「でも、それだと俺らが損するだけじゃねぇか。
「そうだよ。
だからさっき言ったように、ある程度規制をかけておく必要があるんだ。
「ああ、なるほど。
そういうことなら賛成だわ」
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