2022-07-15

anond:20220715102116

「一番分かりやすいのはフォークだ。ボールはさみこむ動作をすることで、手首の動きやグラブの開きなどにクセが出やすい。それにフォークは予想していないと打つことが難しいボール。だからフォークがくる場合は私が事前に指示しよう」。ブレイザーはグラブの動きやフォームのクセなどから確実に相手の球種を見抜いていた。

しかも、当時の南海にはブレイザーが舌を巻く人物がいた。誰あろう兼任監督野村克也だ。

 野村西鉄稲尾和久スライダーを何としても攻略したいと思っていた時に「最後の4割打者」として知られるテッド・ウィリアムスの「投手には必ずクセがある。私は対戦している投手の90%は、投球前に何を投げてくるかを知っている」という言葉に感銘を受け、稲尾フォームビデオ分析。ついにはスライダーのクセを発見した。

 一方、ブレイザーが「私が最も尊敬する選手」として名前を挙げていたのもテッド・ウィリアムス。2人が意気投合するのも自然の流れだった。

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