よーわからん
といっても内容がまったく分からないという訳ではない(全部わかったとは言わんが)
読むと自分の感情の現在地がよく分からなくなる、そんな感じの漫画だった
他の人はどうか分からんが俺の場合は物語を読んでる時も、自分で書く時も結末に向かって遠心力がかかっていく感覚がある
それで「こっちに飛んでいきそうだなぁ」ってのが見えてきて、読んでる時はそれを裏切られるか、書く時は裏切るかが軸になる
この作品では右か、左かって構えてたら真上にポーンと打ち上げられた様な感覚に陥った
その後の展開も読んでも真上に打ち上げられたままなかなか戻って来なかった
で、最後にもっかい(一度目ほどではないけど)天丼的に打ち上げられて終わった
藤本タツキさんの漫画はあんまり読んでないし、映画ネタとかよーわからんけど俺はこの打ち上げられた感覚が面白くはあったな
嫌いな人は嫌いだろうなぁってのは分かる
読むと自分の感情の現在地がよく分からなくなる 才能無さそう