2022-01-07

同人誌として出した方が商業でやるよりも稼げるという作家がいる。

だが、逆に稼げなかったときにどうなるかという視点でも見る必要がある。

ある本が (元を取れる程度に) 売れるか売れないかは「事前にはわからない」のだ。

もちろん作者の、編集者の、出版社感性でこれでいけると思って世に出すわけだが、それでもほとんどは売れない。

世の中の本屋に並ぶ新刊の内の大半は赤字である

からといって赤字作家を切り捨て続けていたのでは新人が育たないし、流行が変わったとき対応できない。

必然的に売れる人が売れない人を支えるという構造が生じる。

売れてる人にとっては搾取されてると感じるだろう。 出版社に頼らないほうが良いと感じるだろう。

でもそれは結果的に売れたから言えることで、売れなかったときにも同じことを言えるだろうか?

ま、作家にとって出版社保険屋みたいなもんだよ。

それはそれとしてクソな出版社もあるのも現実ではあるけどな。

  • 売れない作家を養えるほど、今の出版社は裕福じゃねーだろ。

    • だから出来合いの作家をpixivとかなろうとか辺りから釣ってるよね。 投稿サイトの出版社コラボのコンテストなんか見ると、すげー! めっちゃ作家を育てる気ねぇー! って感心する。

      • でも継続して新人賞はやってるしなあ。 いわば「契約社員のウェブコンテスト」と「正社員の新人賞」に分かれただけだよね。

        • 受賞=書籍化かメディアミックス化という名の強制ネタ提供だからなぁ。 門戸を開けときゃ完成品が転がり込んで来ると思ってるんだろう。

      • ぶっちゃけ作家を育てるコストなんてないんですよ それよりは育っちゃった作家がアリもの原稿と固定ファンもって SNSにたくさんいるんでね

        • 編集者は自分らで自分らの存在意義を潰してってると思う。

      • オンライン売名支援ぐらいしてそうだけどな

  • いよいよ電子書籍の時代になって状況は変わってきてるけど これまでに関しては同人誌なんていう個人の力が通用するのなんてせいぜいエロ同人くらいのもんだっただろ   同人誌でめ...

    • だとすると今の出版社は存在意義無くなっちゃうじゃん

      • 電子書籍の普及率を考えたらまだもう少しは安泰だろ あとはいわゆる「本誌派」ってのが存在してるうちは「いろんな作家の作品を取りまとめて展覧会的に売り出す作業」における出版...

      • 出版 (編集) って二種類にわけられるんよ。 レーベルを立ち上げてそれに合う作家を集めるという企画者としての側面。 作品のレビュー、マーケティング、権利処理などを請け負うコン...

  • 自分はプログラマーという作家とは全然違う職業の人間だけど 「売れる」人間だったのでサラリーマンやめてフリーランスになったら年収が4、5倍になりました いいとこ取りをする(「売...

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