Bon JoviのボーカルであるJon Bon Joviは、ずいぶん前から声が出なくなっている。
加齢や喉の酷使、ギタリストであるリッチー・サンボラの脱退のショックなど、色々理由はあるのだろう。
超高音曲であるLivin' On A Prayerのサビを観客に歌わせることは以前からあったが、その他の歌も高音が出ていなかったり、アレンジで高音を避けることが増えた。新曲も高音が控えめの曲がほとんどだ。
それは個人的には残念なことであった。しかし、ここで言いたいのはその逆の話だ。
私の好きなBon Joviの歌に「Always」という曲がある。
この曲も高く、若い頃のJon Bon Joviなら楽に歌えていたのだが、今は本当に苦しそうに歌っている。
ただ、キーは下げていない。
その姿、その声が、実にいい。
私は昔のAlwaysより、今のBon Joviが歌うAlwaysの方が好きだ。
心に刺さるのだ。
軽々と高音を出すのではなく、意地でも高音をキープさせて歌い続ける。
タイトルや歌詞通り、「いつも、永遠に、愛し続ける」という気持ちが伝わってくる。
たとえ年老いて声が出なくなっても、変わらず懸命に歌い続け、愛し続けるという気迫を感じる。
これぞロックだ。
カップヌードルの歌が好き