同僚や先輩や上司に話しかけるのが非常に億劫で、仕事中は基本的に話しかけられない限り黙っている。
というか、僕は相手にきらわれてるんじゃないか・相手は僕をいやがっているんじゃないかと思ってしまう。
というか、僕は誰かにかまってほしいのかもしれない。抱え込んだフリ、大変なフリをして心配されたいチヤホヤされたいとかどこかで思っている。
逆に自分から話しかけないから、誰も僕の状況を知らなくて「あいつ仕事してなくね?」みたいな雰囲気になりつつある気もする。
僕のことを鋭く観察分析して逐一上司に『あいつ仕事してない』旨を報告している向きもあるような気がしている。
僕は毎日なにをやってるんだろうか。
あーあ。同僚は誰も来ない会議へ休日に呼ばれたり、同僚は誰も来ない中でカビだらけの客先の掃除に呼ばれたりしてるんだけど。とても嫌なんだけど!
手伝って欲しいことや聞いて欲しいことがないわけではない。ただ、誰かに話しかけたり頼んだりしたとき「なんで俺やねん」と反応されるのが怖い。そのときに面と向かって言われなくても後で僕がいないときに絶対言われてる。
ああ、そうだった。世の中には僕より苦労している人がごまんといるんだった。僕の苦労なんて些細なものさ。苦労のうちにも努力のうちにも配慮のうちにも入らない。みんな僕より苦労しながら、僕より大変な思いをしながら、僕より重いものを背負って生きている。
僕は浅はかで軽薄で世間知らずさ。
作家が自分のコンセプト作品手伝ってもらうって何? お前はお前のエサを食えよ 私のエサは私のものだ 盗もうとするな卑しい奴め