2021-10-14

神様のお家

ここは アノニマスダイアリー

沢山の増田が、飼ってもらおうと、街ゆく人にアピールをしています

パンティー」「今日のワイの餌」「でも女は下方婚しませんよね?」

若い増田、魅力的な増田は、どんどん買われていきます

多くの増田が去り行く中、壮年期を迎えた増田がぽつり、ぽつり、と佇んでいました。

少し、時間が経って

壮年期を超えた増田は、他のおうちに行くそうです。

そうして ひとり、またひとり と新しいお家が決まっていきました。

増田は、さいごにぽつん、とひとりぼっちになりました。

増田は震えていました。

新しいお家が決まらず、ほけんじょ という怖いところに連れていかれる増田が、過去にいたからです。

でも安心です。ますあいごほう によって、ほけんじょに行くことな無くなりました。

増田のお世話をしているお姉さんが、そう話していました。

そうしてひとり、”神様”と呼ばれる人のおうちに行くことになりました。

でも増田は知っています

本当は神様なんていないことを

薄々と分かっていたのでした。

それは神様のお家に着いた時に、確信に変わりました。

増田は、すえた臭いのする、足元がにちゃつく薄暗い部屋の片隅で

かに、動かなくなるのでした。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん