オタクらはメディアを通じて萌えキャラを提示することで執拗に「女とはこういうものだ」ないし「女とはこうあるべきだ」という他者規定を刷り込む振る舞いを繰り返してきたのだから、その「萌えキャラ」そのものが逆に「萌えキャラとはこういうものだ」ないし「萌えキャラとはこうあるべきだ」と他者規定されて怒るのは筋が通らない。
自分への他者規定が許されないと思うのであれば他者への他者規定を辞めるべきだし、自分の他者規定が許されると思うのであれば他者による他者規定を甘んじて受け入れるべきだろう。
恐らくオタクはオタク自身が現実主義者で「自身の主観=事実」また「他者の主観=欺瞞」とでも思っているから罪悪感を持たないのだろう。