「犬笛」と言うのは「伝わる人にだけ伝わる形で、白々しくも遠回しに表現することで批判を逃れるやり口」のことであって、「取り巻きをけしかけること」ではないはずだが、なんか文系研究者っぽい人まで後者の意味で使っていてちょっと心配になった。
「聴こえる人にだけ聴こえる」から「人間には聴こえないが、犬には聴こえる犬笛の音色」で喩えているのであって、「犬を自在に操ってけしかける」様子に喩えているわけじゃないですよ。
別にそこら辺の一般人が誤用する分にはどうでもいいんですが、研究者っぽい人が、海外で問題視されている「犬笛」の文脈を知った上で誤用しているのであれば、そもそも海外で問題視されている論点を理解しないで適当に引用しているということなので、かなり問題があるような気が……。