2021-07-22

anond:20210722090413

犯人像なんてどうでもえー部分だ。

あのシーンは事実を克明に描いてるわけじゃなく、こうかもしれない、こうであったかもしれないという主人公目線妄想とも読める。

必要なのは現実の友人の死の限りない理不尽さ、唐突さ、そのためのギミック

マリコも好きだが、あれはロードムービーとして丁寧に主人公の心を描く誠実さが魅力と思う。ちゃんと読むとちゃんと分かる、伝わる、誠実な描写が美しい。

ルックバックの好きなところは、描写力の高さで描けるはずのものを省略し、ある種の未知、余白、想像余地読み手に委ねられた解釈余地を残しているところ。

それはキャラクター造形にある悪意にも当てはまる。未知の悪意、作者が自分自身を最優先で刺しにいくような、合理的でない悪意が含まれている。これが正体不明の魅力だが、この悪意を誤読すると起こるのが諸々の感想、だと思う。

記事への反応 -
  • 「ルックバック」はどんでん返しに次ぐどんでん返しで、「衝撃の展開!絶対見逃せないこの夏イチオシの作品!」と呼ぶにふさわしく、ストーリー的なギミックがよく工夫されている...

    • 犯人像なんてどうでもえー部分だ。 あのシーンは事実を克明に描いてるわけじゃなく、こうかもしれない、こうであったかもしれないという主人公目線の妄想とも読める。 必要なのは現...

    • なんなのファンって擁護教員なの?

    • そもそもあれがギミック満載なテクニカルなストーリーだと思えないんだが 犯人の人物像にあれこれケチがついてるけど、メインの二人のキャラも大概薄味でご都合主義的に見えて感情...

      • 「なんやこれしょうもない」←だれでもできる雑ヒヒョー

        • 誰でも出来ないから感銘受けたふりしてごまかしてるんじゃないですかやだなあ

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