昔からくだらない妄想をよくしていたし、何度も会いたいと思ったことだ。
そもそも二次元だから会えるわけがないとしても、若い頃は心のどこかでまだ年齢的な繋がりがあったと思う。
でも、歳を取ってみると彼女と"唯一"釣り合う要素である「年齢」すら釣り合わなくなった。
以前は「絶対に直接会えないのだから付き合える、付き合えないを考慮する意味がない」と考えていた。
可能性が試行される機会はないのだから、可能性自体はワンチャンあるはずだと前向きに楽しんでいたのだ。
しかし、こうも歳を取ってしまってはその試されることのない可能性すらも相当な無理を感じてしまう。
というか、せっかくのピチピチJKの相手がこんな二段腹のおっさんではむしろ嫌である。
そしてこんなことを考えるようになって、歳を取ったことを痛感してしまう。