ネガティブな事言うなという意見を目にすると
じゃあポジティブなら必ずしも良いのかとも思う
例えば暴行で逮捕された芸能人に対して
「でもあの人の演技は素晴らしい、私は好きだ」
というポジティブな意見があるだろう
一見ポジティブだが、被害者や被害者の大切な人側から見たらどうだ
本質も知らないで、なんてひどい、と思わないか
被害者側はきっと
「ひどいやつだ、見損なった」
「前から怪しいと思っていたんだ」
「自分の知り合いもあいつにひどい目に遭わされた」
という意見のほうが、救われるんじゃないだろうか
そりゃ何に対してもネガティブ思考を吐露している人とは、
あまりお近づきにはなりたくないが、
そのネガティブ思考が、同じ事を考えているどこかの誰かに
何らかの救いをもたらすこともあると思う
だから思ったことを発信することに対して
ポジティブな意見なら誰も傷つけないなんて幻想だ
ネガティブな意見だって誰かを救うことがある
立場や思想が違えば、ポジティブもネガティブも刃になる
ベクトルが違うだけで、同じ重さの意見だと思う
「ネガティブなこと言うな」と、人に意見している人を見て
自分はそのネガティブな意見に対して共感して、救われていたから
急にそんなことを思った
お前のものさしはお前のなかでだけ使え
Permalink | 記事への反応(0) | 22:26
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