2020-12-22

生きたくないのに生かすのは傲慢

高齢祖母病院で死にかけている。ひと月ほど前に、心因性脳梗塞で倒れたところを救急車で運ばれ、脳の一部の機能障害が残った。左右のうち半身の体が麻痺している。声をかけても反応しない。口は開きっぱなし。食事も食べられず、鼻から経管を入れて栄養を摂っている。

祖母脳梗塞で倒れる前、「何があっても延命措置はいらない」と繰り返し口にしていた。もの自分の歯で食べられなくなったらもう終わり、十分に長く生きたし、なにも思い残すことはない。管を鼻や口に挿入して無理やり食べさせたり、点滴で栄養を入れたり、特に胃ろうなんて絶対にしないでくれ。そう言っていた。

それを主治医に伝えたところ、「現在の小康状態で、栄養補給をしている経管を抜くなど人殺しに近い、むしろ胃ろうに切り替えて長期的な治療に切り替えていくべきだ」、と拒絶に近い反応を示された。家族は途方に暮れている。

人が楽に死にたいと思っているにも関わらず、周囲の傲慢で無理矢理生きさせるほどむごいことが、この世に他にあるだろうか。

  • 同意する。 今後は、誤嚥性肺炎⇄救命、病院⇄老人施設を繰り返す可能性が高い。 家族が殺人や心中をも考えることもよくある話だね。

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