2020-10-19

目覚めて嬉しいのは悪夢

夢の中で俺は大学生で、試験シーズンを迎えていた。

周りのやつらが試験で印象的だった問題について話しているのをなんとなく聞いているんだが、そんな問題解いてねえな?と気がつく。話しているやつは同じクラスだし、その講義は必修だ。

存在感の薄い講義だったから、うっかり試験をすっぽかしてしまった!

やべーやベー留年やんけマジどうしよう、先生に頼み込んだら追試してもらえるか?でも理由ウンコすぎる、オワタ……と思ってるところで目が覚めた。

大学はもう卒業してるし、当然試験も全部受けた。ひと安心だ。すごく気分のいい目覚めだ。

悪夢って悪いもの扱いされるけど、起きたときの気分で言うなら良い夢より優れてるよな。高級ステーキを目の前にして、焼き上がりを待ってる間に目が覚めるタイプの夢は、内容的に悪夢じゃないんだけども目覚めとしては最悪に近い。その点悪夢は安堵感と優越感(夢の中の脅威はしょせん俺が目を覚ませば消えるザコだった、ザマーミロ)を感じながら起きられるし、起きた瞬間の驚きで寝覚めもいい。

悪夢万歳!むしろいい夢を見たと言ってもいいかもな。

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