好きでもない人と結婚させられることも多かったでしょう、男女ともに。だから、托卵も多かっただろうと思う。千年以上の歴史を持つ見合い婚において、一定数の托卵は必要悪というか、一種の伝統と言っても過言ではないかもしれない。昔ならそれも「可哀想だから」、「事情があるから」と美談になったかもしれない。でも、今は違う。男女とも、一応好きな相手を選べることのほうが多いんだから。
だからこそ、子どものDNA鑑定が広まってほしいと思う。男性にとってもだけど、何より生まれてきた子にとっての権利だと思う、本当の親を知ることは。
他人だと思って付き合っていたら、実は父を同じくするきょうだいだったとか、おじおば、甥姪だったとか、目も当てられないよ。親として無責任すぎる。確率は低いかもしれないけど、少子化なんだし、もう令和なんだから。