2020-07-24

夢が叶ったのに嬉しくなかった。

子供の頃の夢は「普通の人」だった。いろいろコンプレックスあったしね。

それから夢なんて忘れて、周りに流されながらもやりたいことをやってたら、いつの間にか大学卒業してサラリーマン無名上場企業週休2日手取り20万くらいの20代後半。割とステレオタイプ普通の人になれたと思う。

この間、会社の同期と飲んでいたら「普通な人」という称号をいただいた。言われた瞬間に、そういえばかつての将来の夢だったことを思い出した。夢が叶ったと認識しても嬉しさは込み上げなかった。

俺の友達はみんな個性的でとがってて、たしか普通って感じじゃない。でも、みんな俺なんかより圧倒的に魅力的なんだよ。他の人にないものを持ってるのは確かなんだよ。

みんな自分人生主人公になってるのに、俺はその機会を逃していたことに今更気づかされた。

普通ってのは市民Aみたいなモブキャラなんだよ。将来の夢にしちゃいけないな。夢が叶わなかったことなんかより、夢が叶ったのに嬉しくないことの方が辛いぜ。

みんな夢は大きくもてよ。

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