2020-05-19

アニメ作品について「三話までは見てから判断しろ」という言説がある。

私はこれに強く反発する立場だ。

あくまで私の立場であって、そうあるべきという話ではない。


物語の導入部分というのは世界観を決定づける重要な部分だ。

自分の好みか、そうでないか面白そうか、そうでないか

盛り上がる場面に来るまでは直接的に面白さを表現できない場合でも、面白くなりそうな予感を表現できているべきだろう。

いわゆる「ツカミ」の部分ということだ。

それに失敗している作品について面白くなるところまで我慢する義理はなかろう。


三話まで見ないと面白さがわからないような作品を作るというのは三話まで見る人をターゲットにするということだ。

逆に言えばそうしない人を切り捨てるということだ。


もちろんそのようにターゲットを設定するというのならそれでもよいのだが、ツカミの失敗を三話まで見ないやつが悪いかのように言う人が少なからずいることに辟易としている。

作品が私をターゲットにしておらず私がその作品面白いと思わない。

ただそれだけのことなのに三話まで見るべきという論を金科玉条のごとく唱えるやつは本当に駄目なやつだ。

誰がそういう姿勢でいようとそれはかまわんが、アニメを見る上での常識なんかでは全然ないよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん