どうしても納得できずにいる。
「母親は子供を産んだだけで幸せ、その幸福は何者にも代え難い」とよく言う。
けれど、本当にそれだけなのだろうか。
それが分からずにいる。
自分は出来の悪い子供ではなかったが、けして出来のいい子供でもなかった。
親の期待を裏切り続けた子供でもなかったが、親の期待に応え続けた子供でもなかった。
成績が思うように上がらないとき、親の好まない趣味に傾倒しているとき、家庭に漂うあの微妙な空気を分かってもらえる人も多いのではないだろうか。
母は自分に「子供を産んで幸せ、他の人生は考えられない」と何度も言った。
だが自分の皮膚感覚は、その言葉が嘘ではないにせよ、100%の真実でもないことを感じていた。
「子供を産んで幸せなはず、子供がいない人生は考えられないはず、でも……」
その余白に詰められた言葉にこそ、母親の本音があったのではないか。
今も自分はそういう風に考えている。
だが、親になれば自分も恐らく思うのだろう。
「子供を産んで幸せなはず、この子がいない人生は考えられないはず、でも」と。
それが恐ろしくて、未だに子供を持つ気にはなれずにいる。
「母親は子供を産んだだけで幸せ、その幸福は何者にも代え難い」とよく言う。 そういう事をわざわざ言う人はそう自分に言い聞かせてるだけなイメージ 今の若い母親は「子供を産...
長生きできるヤツはみんな悪人
分かる。自分の母がそうだった。 口では子供愛してる幸せだの言ってたけど、隠れて「幸せになるためのスピリチュアル」みたいな本読んでた
おばさんはいいんだよ