先日、職場で「電子書籍で本を読んでるんですか、そんなの真の本好きじゃないですよ」と言われ、「いやお前は私の何がわかるんじゃ」とイラッとしてしてしまった。
別に読書が趣味じゃない人も「カーボン素材のロードバイクを持ってないなんて真のサイクリストじゃない」「テレビじゃなくてアマプラで視聴しているのは真のアニメオタクではない」と言われたら不愉快だろうといえばわかってもらえるだろうか
他者の趣味を「真」「真じゃない」と判定することにマウント以外の何の意味があるのかと反駁してみようかと思ったが、書籍の物理的な形でそれを区分することに興味を持った。
活版印刷が出始めたときも「手でひとつひとつ作った写本が家にないなんて真の本好きじゃない」という人はいたんだろうか。
私は小説ばっかり読んでいるのでそういう意味で「自然科学まで網羅してないと真の本好きじゃない」といわれるならばわかるのだが。