2019-12-24

30にしてクリスマスの苦しみから解放された

クリスマスって、物心ついてから20代までは、

そのときどきの切実さが炸裂し、めっちゃ苦しくてしかたなかった。

なぜかというと、私にとってクリスマスはいわば、人間としての通知表をもらう日なのであった。

自分尊重される、愛される、大切にされうる人間なのかどうか。

そのために「されなければいけないこと」ばかりだった。

しか最近は、クリスマスに一緒に過ごせない相手ばかりとステディになり、そうしたら、なんかとってもラクになった。

大切にされるかどうかなんて、自分価値がどうのなんて、

相手の状況とか、感情とか、体調とか、所持時間かによって

めちゃめちゃに変わりまくる相対評価しかなくて

それと「私」はあん関係ないというか、関係することができないというか。

クリスマスステキデートをしようがしまいが

大切な人と過ごそうが過ごせまいが

それは「自分が愛されるにたる人間かどうか」を、何ひとつ示してはくれないんだと気がついた。

30にして、ようやく。

かくしてクリスマスは、されなければいけないことも、しなきゃいけないこともなくなったので

デパ地下で、そこだけ閑散としたおこわ家で、おこわを買った。

できることなんてこれくらい。メリークリスマス

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