先生や先輩にひどく怒られた後、俺は彼らとは物理的・心理的に距離を置くようになるが、彼らの方が何事もなかったかのように親しく接してくるのが理解できなかった。
その件では俺が全面的に悪いのかもしれないが、そこまで怒りをぶつけるならもはや戦争じゃないか。
俺の非は謝罪するし努めて改善するが、交戦状態になったらもう昔には戻れない。
なんで交戦中の敵に対して友好国のように接することができるのか? またいつ殺されるかわからない。
そんな感じで俺は「仲直り」というものを成功させたことが生まれてから1度もない。
子供の頃に仲直りを試みたことが1回だけあるが、結局は再び喧嘩して決裂に終わったので仲直りなど無意味だと理解してしまった。
何なんだろうな、怒りに執着してしまうんだよな。