2019-11-05

対象読者」と「実際の読者」は別だ

少年漫画対象読者は少年である」は「少年漫画の実際の読者は少年だけである」という意味ではない。

前者は作り手の意識問題にすぎない。

すなわちジャンプ編集者漫画家「少年」意識して作品をつくらねばならない。

なぜならジャンプは「少年漫画であることがアイデンティティからだ。

そして「少年」ならざる高齢ジャンプ読者や女性ジャンプ読者たちも「少年漫画」を好んで読みにきている。

「少年」向けに漫画をつくることが結果として「少年以外の読者」にも作品を届ける手段となっているのだ。

たとえ高齢ジャンプ読者や女性ジャンプ読者たちが何らかの要望を出してもそれを聞き入れてはならない。

マクドナルド健康メニュー問題と同じだ。

ひたすら「少年」のために漫画を描く。

それが結果的に「少年以外の読者」のためにもなるのだ。

少年漫画を描くとき女性意見を聞いてはいけない」というのはそういう話でしかない。

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