「電子書籍元年」と喧伝された2010年に、iPadとあわせて入手した電子本の半数以上は、最新のOSで開くことができない。
標準フォーマットのEPUBから外れた独自規格が原因らしいが、10年経たずに朽ちてしまう本って、いったい…。 pic.twitter.com/jJHNB3uhPy— 桂川 潤 Katsuragawa, Jun (@jun_soutei) September 30, 2019
2010年はいくつかある「不発に終わった電子書籍元年」だよ。
7月楽天Kobo、9月Google Nexus 7とGoogle Playブックス、10月Apple iPad miniと日本語組版に正式対応したiBooks 3.0、同じく10月Amazon Kindle 4機種とKindleストア登場。ということで、正真正銘の「電子書籍元年」がやっと訪れた。Kobo、Google、Apple、AmazonそしてSONY、すべてEPUB 3が基本フォーマットになっているのは感無量。
つまりKindleの日本語版が登場した2012年が真の「電子書籍元年」だ。
「EPUBが基本フォーマットになっている」というのも重要で、
「電子書籍元年」になれなかったし「10年経たずに朽ちて」しまったんだよ。
当然のことをいまごろになって騒ぐほうがおかしい。