子犬を乗せたガンダムが今も地球の軌道上をぐるぐると回っている。ガンダムが頭上を通るとAMラジオにノイズが入るので、その時は黙祷を捧げることにしている。
小学生の頃、エビの脚が何本だったかで友達と喧嘩になり、それ以来連絡を取っていない。実際に脚の数が何本だったかも確認とっていない。
能面が外れなくなる前はとても美人だったと聞いているけど、その事を教えてくれた人も実際に見たことがあるわけでは無く、伝聞でそう聞いているだけだという。
明日の昼の2時40分から2時51分までの11分間、世界中の磁石の磁力が失われるから飛行機には乗らないほうがいいと母から電話があった。
あそこの交差点に定期的に置かれる花束、過去に交通事故があったとかそういう訳ではないらしい。将来起こる交通事故の死亡者にたむける為の花束だとか。生きてるうちに本人に見せてあげたいから。
昨夜鼻の穴から入った蜘蛛が僕の指を操ってこの文章を書いている。 猫が大きなあくびをするので夕方には影が子どもを誘拐しないか心配だ。 コーヒーの雫がいつのまにか血に変わって...