高校生のとき、オシャレな友人がオシャレなマフラーをオシャレな巻き方をして、オシャレなハンチング帽を被って来ていて、自分も真似したくなった。
でも、オシャレするお金がないから親に相談したら、親の持っている地味なマフラーを渡され、帽子はベレー帽を渡された。
鏡を見て、友人スタイルを真似て身につけて、登校すると、友人に大笑いされた。顔から火が出るくらい恥ずかしかった。
それ以来、このスタイルへの憧れを捨てられず、大学生になってからバイト代貯めて、同じようなオシャレなマフラーとハンチング帽を買って、身につけてみた。
最高に似合ってなかった。やっぱり友人がイケメンだけど、自分はブサイクだからかなと気落ちした。
最近妻と服屋で買い物中に、ふと当該のオシャレなことを思い出し、妻に話してみた。
すると、「すごく似合いそうだけど」と言われて、実際に適当に探して身につけてみた。
鏡を見ると、カッコいい自分がいた。
でも、帽子をかぶると髪が潰れて面倒だから買わなかった。 ブサイクは公害。かぶるべし