町の病院でゴネ続けている年寄りがいて、看護師も一生懸命説得しているのだが、どうにも埒が明かない様子だった。今日検査をする手はずになっていたのだけれど、どうも本人的には気に入らないらしく、またにしてくれと言っているように聞こえた。「歳を食うと我慢が出来なくなる」「もういい歳だから、検査なんて来月だって来年だっていい」「年上に対する口の利き方がなってない」等ありとあらゆる言い訳を喚いていた。
この年寄りとは全く面識も無く、どのような人物かも知らないので、想像でしかないが。歳を食って偏屈になった人なのかな?と思った。
こんな年寄りの相手はしていられないので、「はいはいわかりました。もううちの病院には来ないで下さい」といってやれば良いのに…とも思ったが、こんな偏屈の相手をいずれは誰かがしなければならないし、ここは追い出されても他所ではまた繰り返すのだろうと思うと、憂鬱になった。
『社会的包摂』だとか美しい言葉だが、元々にしろ加齢にしろこうなった人物の相手なんて、誰がやるのか?家族だってイヤだろうし、誰だってイヤだろうし、こんなのを暖かく受け入れるなんて可能なんだろうか?と。これの相手をさせられる方が気が病むよ。と。
介護施設務めの友達が、めんどくせぇ爺さんの話や、あちこちで出入り禁止になって自分ところにながれついてきた婆さんの話を、ちょいちょいしてるよ。 「あ~~明日あの人来るわ。...
その施設が潰れずに経済的に回っているのなら、明るい話だね。面倒くさいのに適当に付き合ってくれる相手がいるんだから。それが年金の範囲くらいで入れるんなら上等でしょ。 自分...