北海道の地震でさくらインターネットのデータセンターが非常用電源で乗り切った件。
あれでさくらが称賛されていることに大きな違和感があるのです。
あの程度、ネットインフラを支える事業者としては当然の職務を果たしただけなのです。
いや、一部で商用電源から非常電源への切り替えに失敗して障害になり、むしろ職責を果たせていないのです。
http://support.sakura.ad.jp/mainte/mainteentry.php?id=24775
もちろん、非常時にもかかわらず業務を続けたことをねぎらうことを忘れてはなりませんが、障害が起きてしまったことは事実であり、それとこれとは話が別なのです。
北海道にはさくら以外にもたくさんのデータセンターや電話会社の局舎・基地局があり、さくら以外の事業者は、そして東北震災時の仙台の多くの事業者も、商用電源喪失下において大きな障害もなく稼動を続けていたのです。
さくらを称えるのであれば、他の事業者のみなさんをそれ以上に称えてほしいのです。
職務を十全に果たせなかったさくらばかりが注目され、何事もなく機能を提供し続けている他事業者のみなさんがまったく無視されている状況に納得がいかないのです。