ある日本人の哲学家が「日本人は哲学は苦手だが、哲学学は世界でも優れている」と言っていたのが印象的。
つまり既存の西洋哲学における諸概念などの解釈をこねくり回すのは得意だが、独創的とも呼べる新たな概念を創出することは類を見ないとのこと。
尤もそれは、おそらく日本人の悪性として何に対しても「哲学的だ」と捕らえてしまっていることに起因していると思う。
哲学の第一条件としては分類わけを必然とするように思えるし、何の事象に対しても「哲学的だ」と言うのは、どのような巨大ロボットを見たとしても「ガンダム的だ」と言うことに等しい。
昨今の日本では、モンティパイソンの哲学者サッカーネタで大笑いする人は少ないと感じるし、未だに哲学を言葉巧みな詭弁もしくは単なる思考の抽象化に過ぎないと捉えられている節も多大にあると思う。
これまで以上に日本で明確な哲学の意識が流布するようになるには、アニメ化とか漫画化によって身近に感じさせるしか手段はないのかな?
もう美少女化とか勘弁してほしい
まず大学教員からと思ったが哲学史(多分この領域の一部も哲学学と揶揄されている)の知識と現代の哲学的営みは不可分だからなー。 まあ「アート」とかも、適当に「アートっすね」...