それは写真を撮っている時間はその場の景色だったり人の声だったり香りだったり、そういったものを感じる感覚が邪魔されるからなんだ。
この感覚はわかる
ファインダーとか画面?越しに見てしまう感じになって、そっちに意識が向いちゃってそれらを通さない版の同じ瞬間を味わえなかったように感じてしまう
あと自分は取捨選択ができないから「今の瞬間を撮るなら、その次の瞬間も撮らなきゃ」みたいなことになってしまう
そうなるともう、ファインダーを必死で覗いていただけの時間になってしまって、本当のその時を体験したような感じは失われてしまう(実際は体験しているはずなのに)
せっかくおいしいものを食べていたのに、些細なことが気になって、あるいはぼーっとしていて、別のことを考えていて、味がわからないまま食べ終わってしまう、とかに近いと思う
自分もあんまり見返す習慣はないけど、データ整理とかしていて久々に見かけると懐かしかったりはするし、せっかくだから写真を撮っておけばよかったと思うことはあるので撮ることは否定しない
パッと撮ってすぐにうまく切り替えられるひとが羨ましい