2018-07-19

女性差別構造

受付嬢女性がやることが多く、女性社会からそのような役割を果たすことを期待されてもいる。このような、性別に基づき本人の意思能力に基づかない社会の期待こそが女性差別根本である

ところで、そのような期待は男性にもかかっている。つまり女性差別というのは常にその反対側に男性差別を持っているものである。例えば、男性であれば受付嬢のような安全で専門知識のいらない仕事ではなく、危険責任の大きい仕事をすることを期待される。これは女性受付嬢をすることを期待されるのと同様に、本人の意思能力ではなく、単に性別に基づいた期待である

さて、女性に向けられた期待に女性が反発し、そこから解放されたいとか、あるいは、男性に期待されているような仕事女性もできるようになるべきだと言った主張が、女性差別の解消の文脈で叫ばれることが多い。

それでは、女性と同じように社会によって性別に基づく期待という差別を受けてきた男性は、このような主張をするだろうか。

少数そういう事例はあるが、あまり大きくはならないのが時代場所を通した傾向のようである

次回は、なぜ男性解放を叫ばないのかを検討する。

  • 男は遺伝子レベルで自分が犠牲になっても女・子どもを守らなくてはいけない、という観念が刻み込まれているので弱い男であっても人前で弱音を吐けない。 世の女が男をクズ扱いして...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん