今でも時々思い出すんだけど、小学校のころの友達が、多分親からの虐待を受けていた。
性格が暗かったり、付き合いずらかったりってことは全然なかった。クラスで浮いているということもなく、私も彼と友達のつもりだった。
そんな彼が、一度「内緒やで」と言いながらTシャツをめくって、むしろ得意げに見せてくれた腹に、いくつか黒い丸のようなものが浮いていて、「なに?それ?」といった私に、彼はこともなげに「たばこのあと」といった。
私にはよく、そのことの意味が受け取れていなかったと思う。「なんで?」と聞いてみたら、彼は同じくこともなげに、「父ちゃんにやられた」と答えた。
なんとなく、それ以上突っ込んではいけないような気がして、それ以上のことは聞いていない。「内緒」という言葉があったので、親にも話していない。
ただ、今から考えれば、あれは間違いなく体罰としてタバコを押し付けられていた、という意味だった筈だ。彼がどんなつもりで私にあの腕を見せたのか、私には今でも分からない。彼は、私が感じた通り、得意げだったのだろうか。それとも、もっと悲痛な思いを隠して、無理やり得意げな顔を作っていたんだろうか。
たった一度だけ、彼が「家に帰りたくない」といったことがあった。私の家でゲームをして遊んでいた時、多分夕方だったと思う。そろそろ帰らないとなー、という話の後、ぼそっと。「けど、帰りたくないな」と。
単にゲームが楽しかったからかもしれない。ただ、その時も、なんとなく突っ込んではいけないような雰囲気を感じて、私は黙っていた。その後すぐに、彼は気を取り直したように荷物をまとめて、「ばいばい」といって帰っていった。
その時のことだけは、妙にはっきりと覚えている。そのほんの二か月くらい後、彼は転校していって、家で遊んだのはその時が最後だった。
彼は元気だろうか。
私には、何かできたんだろうか。何かするべきだったんだろうか。
うんち
腹なのか腕なのか設定はちゃんとしてよ
気が利かないってよく言われる?
一方俺は友達とフェラし合ってた