2018-05-04

漫画が下手とか上手とか

安田剛助って漫画が下手だと思う。

ちゃんとした物言いをすると、安田剛助の書く漫画って俺に致命的なまでに合わないんだと思う。

あらすじや設定は面白そうだし、キャラクタデザイン可愛いし、絵も上手だし、背景も綺麗だし、セリフキャラの魅力が出ててとても良い。

なのに、面白くない。

これ、じゃあ逆は誰だろう? と考えてみると。

三田紀房なんだよね。

あらすじや設定は面白くなさそうだし、キャラクタデザインブサイクだし、絵も下手だし、背景はまあ綺麗だけども、セリフも明らかに台本というか作者の言いたいことをただ喋らせてるだけ。

なのに、面白い。

言ってしまうと、自分の好みの設定や絵柄じゃないのに面白いと思わせる力というか

「いやそれ結局自分の好みだったってことでしょ?」と言われれば、まあそうなんだけど。

『読者が言語化できていない好みを、面白く思わせる力』とでも言うのかなあ?

こう、僕は百合が好きだから百合コーティングされている漫画は大体美味しくいただけるんですよ。

さらに、うんちく漫画も好きだから、うんちくが中に入ってればそれだけで割と満足するんですよ。

だけども、安田剛助の漫画はしっくりこない、直接的な物言いをしてしまえば面白く無い。

三田紀房は、受験就職お金の話もどれも興味がないジャンルだけども、読んでみると面白くてその間楽しく読める。

それを「漫画力」と言ってしまうと、言葉が強すぎるから『読者が言語化できていない好みを、面白く思わせる力』という長ったらしい言い回しになってしまうけども。

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