2018-03-20

動物いじめ

高校友達八木くんという活発な男の子がいました。

サッカー部レギュラーだったが、

八木って名前だけで、いつも紙を食べさせられていました。

いつも明るい八木くんは、

無理やり紙をたべさせられても

うめぇーーー」といって、みんなを笑わせていました。

その高校も3年になり、クラスグループごとに卒業アルバム

写真を撮ることになりました。

八木くんといっしょだったグループは当然のように

つん這いになった八木くんにテスト答案用紙を食べさせているところを

撮ってもらおうとしたが、八木くんが突然

「なんで、オレが紙をくわなきゃいけねーんだよ!!」とマジギレしました。

事態が飲み込めないクラスのみんなはぽかーんとしていました。

みんなは「だってお前八木だろ?いつものように紙を食べろよ!?

と思いました。

「いつもいつも紙をくわさせやがって!!ふざけるな」

八木くんはどんどん怒りを増幅して、さらに怒りました。そしてどこかへ消えました。

みんなは、ようやく「ああ、八木くんは紙を食べるのは嫌だったんだ」と気が付きました。

仕方がないので、みんなは八木くん以外で写真を撮りました。

まだ、八木くんは帰ってこないので、探しました。

しばらく探すと、八木くんは屋上のフチに立っていました。

誰かが「やっぱりあいつはヤギだったんだじゃーねか」とふざけて言いました。

周りは失笑していました。先生も笑っていました。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん