と、思うようなことを、何気に話している人がいて。
それが推しだったりする。
推しは若いけれどいい大人だ。結婚して家庭を持っていてもおかしくはない程に。
なのに、彼が裸の大将さながらに、このまま、ここを出しちゃいますか?言っちゃう?
この順番おかしくない?
みたいな、本当に人づきあいの基本の基本、立てるべき相手、譲るべき部分、
そこがどうやら妙だったりする。
気がついても、誰も何も言わないのだろうか。
当事者さんはよほど心が広いのか、気付かないふりをしてるのか。
世の中には、自分を一つ下げて、相手を立てるというのを普通にする。
ただある部分で、そのバランスがおかしく、立てるべき相手を後回しにした部分があった。
これは当人は気になってるのではとも感じたが、
誰も、指摘しないのか
この人たちの人間関係は今後上手くゆくのか?
大いに不安になった。
ええ。とっさに「これは、相手が傷つくだろう」この展開。
そう思えたとき。
胸が締め付けられた。
彼には衷心から、嫌われてもそれについて何も言う人がいないか、
きわめてマナーに近い部分。
それで、苦しくなった。
些細な事だ。
それをされたのは私ではない。私では……。
これは独り言だ。
私は気が付いてももう言いたくない。