2018-01-05

メインディッシュにたどりつけない

私はオナニーを愛している。

我慢して我慢して焦らして焦らして極限まで高まったところで放出する。一発入魂。一回の射精に敬意を払い、全てを懸ける。全身全霊。これが私のオナニースタイルだ。

私は時折オカズに"メインディッシュ"を決める。それは最近購入した作品であったり、その日の気分にあったものであったりだ。だいたい前者がメインディッシュに決められる。

メインディッシュがあるということは当然オードブルもある。オードブルメインディッシュを最大限楽しませるためにある。そうなのだが。ここに問題が発生する。

オードブルはいつも気まぐれで決められる。量も中身も気まぐれだ。混沌である混沌であるが故に、時折未知の刺激や過剰すぎる快楽にやられてしまい、メインディッシュにたどり着く前に暴発してしまうことが多々ある。というかほとんどだ。いや、正直に言う。毎回だ。毎回、メインディッシュになるオカズを決めた日は毎回、オードブルで達する。メインディッシュ絶頂することができた日は、一日としてない。悔しい。全線全敗。いつも今日絶対負けないと、女騎士のように誓ってオードブルと刃を交えるのだが、いつも女騎士のように負ける。ビクンビクン負ける。とても悔しい。

だが、新しいものというのはいつも混沌からまれる。と漫画で言っていた。混沌は稀に突然私に未知の性癖の扉を開いてくれる。新しい出会いというものは人を成長させてくれる。すばらしい。これだから、やめられない。

私はオナニーを愛している。

だが、オナニーは私を愛してはいない。

それでもいいのかもしれない。

そう思春期少女のように感慨に耽る、正月賢者タイムであった。

  • 逆にメインディッシュに到達したが、通り過ぎてしまうこともあるやろ メインディッシュで達することもあるし、その日その日に色々なオナニーがあるのだ

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