樹がかわいそうだとか、自然破壊だとか言っている人は、木は絶対に切っちゃダメという前提で批判をしているのだろうか。
『主催者「移植が難しいことは明白」「材木にする前提」 樹齢150年の大木を“植樹”したクリスマスツリーが物議』
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1711/30/news142.html
この木を切ったことが「自然破壊」かどうかは、この木の出自をはっきり知らないと、何とも言えないのではないかと思う。
樹齢150年の木を天然林から、わざわざこのプロジェクトのために切り出してきて、終了後に燃やしてしまうなら、単なる自然破壊かもしれない。
でも、もしこの木が人工林から間伐で切り出されてきたもので、プロジェクト終了後は製材所に送られて板に加工されるなら、なんのことはない、間伐材を一時的に展示しただけの話で、自然破壊どころか、そもそもこの木は、人工林を手入れするために切った方がよかったものかもしれない。
切られた樹はクリスマスツリーの定番の樅の木じゃなくて、あすなろの木、ようするにヒバだ。
人工林はその名の通り、人の手で作ったものなので、人間が定期的に間伐して、森の木の本数を減らしてやらないと、森がどんどん暗くなり、木が育たなくなって、森が傷んでしまう。
人工林の木は収穫期がすごく長い農産物のような側面があって、いずれ切ることを前提にして植えられたものだ。
150年はかなり長い伐採期間ではあるけれども、これぐらいの樹齢の木を間伐として切り倒して、森を明るくする、つまり木と木の隙間を空けて、森全体を守ることはべつに日本の林業では異常ではないはずだ。
木を切ることが即自然破壊だという人は、牛を殺すのがかわいそうといった直後に「すき焼きおいしいです」と言っている人に似ている。
低能はしょうもねえなあ 殺すからには食べるべき、食べるために殺すのは仕方ない派が一番メジャーなのにw