トラウマ返しとは、親からもらったトラウマを返していくこと。子が反抗的になり、トラウマ返しをし始めたとき、親は自分を弁護せず、受け止めるしかない。
怒りや苦しみを吐き出させ、涙で傷口を洗うしかない。
幼少期は特に、どうでもいいことのように語ります。しかし、それは表面的な言葉でしかありません。
認めてもらえなかった、共感してもらえなかった、愛情をもらえなかった。それは、遅くやってきた反抗期。今まで心のしまい込んできた恨みつらみを、出して浄化している。
親が向き合っていれば、親に語り、受け止めてもらうことが、もちろん敏速な癒しと回復をもたらしてくれます。しかし、向き合ってくれる親はなかなかいません。
分かってもらおうとすればするほど、壁や隔たりを感じ、傷つくということも起きます。
人という存在に対して、心を開き信じることができないとき、誰に対しても同じようになります。
トラウマ返しは、大人になりきれない大人程必要とする。心の膿を出していき、自らに問いかけている。早く大人になれるといいね。
私は反抗期もなかったし、親にも尽くしてるよ。 自分を好きでいたいから。 父親みたいになりたくなかったから。