ぼくは生徒として学園に通っていた。
僕が学校を卒業すると、父が同じグループの学校で教鞭をとっていた。
いまもまだ働いているんだろうか。
父のような人間がコネで働けるなんて、碌でもない学校だなあと改めて感心した記憶がある。
学校教育の産廃業者のような施設なので、お金を受け取って社会では価値のつかない連中を引き受ける。
それでも恫喝暴力何でもありの教育方針だったので、校内はわりと平和だった。
学級崩壊を引き起こす生徒は叩かれるか弾き出されるかのどちらかだったからだ。
でもぼくは多分、加計学園にいたから、そこから抜け出すことをモチベーションにして何とか抜け出ることに成功した。
ただ一つ言っておくと、ニュースになるまで読み方は"かけい"だと思っていた。
おそらく僕のまわりの人もそうだったはずだ。