自分が機嫌が悪い時、対面して話をすると相手も機嫌が悪くなるし、自分が楽しいと、相手も楽しそうにしてくれる。
妻は私がどんなに機嫌悪い感じでご飯を食べていても、ニコニコと笑いかけてくれる。そうするとなぜか私も気分が良くなってくる。
思えば私は受け止めてもらったり、与えて貰ってるばかりの鏡。
そんなことを考えると、私は歳だけ重ねたガキのように思えてきた。
部下が自分基準で30分で完了できる仕事を半日かけてやってきた。
「もっとテキパキできないか?」とちょっとイライラして言ってしまうと決まって相手はイライラしながら「まぁ次からはがんばります」という。
そのイライラを感じてしまった時、一年前の私なら「なにか不満があるなら言え」と言っていた。
でも今日は「しまった、また自分のイライラを感染させてしまった」と反省した。
部下に「すまんな、気が立ってて辛く当たってしまった」と素直に言う。「なんからしくないっすね、気持ち悪いっす」と言われる、「こいつ」と小突く。
自分がまだ下の立場にいた時、未熟な自分を鏡にならず受け止めてくれた上司にも、私を支えてくれる妻にも、私はまだ遠い。まだまだ浅い。