思い出は美化されるものではあるけれど。
確かに私は約10年前まで君のことが好きだったけど。
「30歳になっても独身だったら結婚しようねって言ってたのに〜」
久しぶりに会ったら
「(オレの)結婚前、お前オレに告白してくれたじゃん」になっていた。
7年前、その男が入っていたフットサルチームのKくんと付き合ったのは、
リーダーのJくんとその彼女が後押ししてくれたからなんだけど、
「オレのこと好きなのに敵わないから他の男と付き合った」になってた。
まったく別の理由だ。
あとKが主にヤキモチやいてたのはお前じゃない。Cくんだから。
久しぶりに会ったら「まだオレのことを好きな女」と思ってたみたいだけど、
その後に何人の男とヤッたと思ってるんだよ。
青春時代の思い出をひきずるなよ。
「だからヤレる」と思ってたみたいだけど、ご愁傷様。
抵抗したら殴られた。なにそれ。
恐ろしいのは、それらの虚言をすべて奥さんに
「オレのことをずっと好きでいてくれる女がいてね」と、
ヤキモチやかせるために内容を盛っていたら、
まぁもしかしたら私が思い出を下げているのかもしれないけれど。
多分、私もその男の言ってることも、
「懐かしい人」になんて会うもんじゃない。
なるほど。 たぶん蕎麦も内容を盛っている内に、自分の中でチケットは当選して、ローチケが勝手にキャンセルしたってことが「事実」になっていたのだろうな。