わたしは、肩身の狭い喫煙者。マナーを守り、限られた喫煙スペースでいつもひっそり吸っている。
そしてここは、いつも利用しているカフェのテラス席。この店唯一の喫煙エリアで、歩道から一歩奥まったところに席がある。
ところで、夏休みに入って、どこもかしこも人が多い。そしてだいたい家族連れ。それはいい。お父さんお母さんは大変だ…子供が元気でよいことだ、と思う。
席が空いてないのか? と店内を見回すと、空いてるのだ。
店を利用しない人たちまで、子供を座らせて靴を履かせたり、持参の飲み物を与えたりするために次々利用していく…。
読書とコーヒーとタバコで休日を過ごしたいが、面白いほど次々やってくる子供連れ。今、こうしている間にも、両サイドをチビッコに挟まれている。もちろん、吸えない。
子供がいるでしょう!と絶対的正義を振りかざされたら「すみません」としか言えないのだ。
「ここ喫煙席ですよ」「店のテラス席ですよ」と、両サイドの親子連れに言えるわけがないので、ここで叫んでみる。
禁煙しようかなあ…。