いつも混んでいて、ある日痴漢にあった。
痴漢に会うのは初めてじゃなくて、当時は20代前半、背が低くて大人しそうに見えるから向こうからは狙いやすかったのかもしれない。
横浜からずっとお尻を触られていて、その日はあまりにムカついたので、絶対に捕まえてやろう!と思って、川崎に着く直前に相手の腕を強く握った。
頭にきていて、何を言ったのかは覚えていない。
ただ怒って、興奮して叫んでた。
相手の腕は絶対に離すものか!と思って気持ち悪いけど強く握り続けた。
その時、隣にいたおじさんが一緒に捕まえて、電車を降りてくれた。
おじさんには、その後一度も会えなかった。
痴漢した男は、気が弱そうで、捕まえた時はちょっと拍子抜けした。(痴漢されている最中は顔を見ていない)
結局示談になった。
もし、私がお金か何かの力を使って、誰かを探し出せるのなら、あのおじさんを探して、お礼を伝えたい。
きっとあの日は出勤中だっただろうな。
勤務先はどこだったのだろう。
途中下車してくれたのかな。
おじさん、本当にありがとう。
いやいやお前もいい仕事したよ 害虫駆除おつかれさん