母は僕に自分の好きにしなさいと言う
だから母が望むような格好で生きてきた
50歳を過ぎて母は不安障害になり、母自身自分が好きなものがわからないと言う
いつかの日、飲食店で隣の席の子どもがポテトをオーダーしていた
それを親がもっといいものを頼みなさいと言ってハンバーグや別のものを注文した
子どもがすごくかわいそうだと思った
僕は子どもの頃からほしいものを買ってもらったことはないし、将来の夢なんてなかった
父と同じ職業を答えた
システムエンジニアになりたい
ふざけるなと言われた
全然ふざけてないのに
なんでかわかんないけど、あのときめちゃくちゃ泣いたなあ
社会に出た、でも耐えられなかった
結局僕は何一つ決めずに生きてきたんだな
病気のせいにするのもどうかと思うけど、最近自分のことばかり話しててほんとやだ
できるなら人生やり直したい