また別の日になって同じ質問をしてくる。定期的に全く同じことを繰り返し質問してくる。
その度、理解したかのような反応をするが、本人はまた気になって確認してくるようだ。
1. 質問に準備が必要なことを知らない。またはその準備ができない。
人に質問する場合は、前提として何が問題を理解している必要がある。
そして、問題のどの部分がわからないから問題を解決できないかが理解できている必要がある。
抜けたピースを埋めるべくして質問する必要があるが、それが出来ていない。
しかし、単純に本人に質問の準備をさせようとすると、準備する技量がないため質問をしなくなってしまう。
問題の完全解決の前段階で、しばしば問題解決は多段階に分析される。
全体像の理解、全体の構築、7, 8割方解決、完全解決 といった具合である。
こういった段階分析は、問題を解決する人間が自分で行う必要がある。
問題解決者がこれを行う必要がないような問題は、事実確認で済むものや、自明な問題に限られる。
自分が分析して、解決までのストーリーを仮定しなければ解決できないが、その必要性を知らない。