ちょっと前にキンドルで格安セールやってたんで暇なときにでも読もうと思って買っておいた『昭和極道史』。
独特の(ある意味ではよく見る)絵柄で苦戦しつつも五巻くらいまでよみました。
そうすると、アレですな。
いろんな話し方が『昭和極道史』に影響されてもう大変。
ちょっと前に友達と話した会話もその言葉に置き換えられて再生される始末。
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「よお、マッツンやないけ。久しぶりやの」
「ああ、久しぶり」
「結婚生活はどないだ。うまくやってんのけ?」
「え、結婚してないよ」
「……!……なんでや。去年会うた時、もうすぐ結婚する、言うてたやんけ。いや、ワシは確かに覚えてるで。酒の席で、次の日に向こうさんのご両親に挨拶に行く言うておまはん、緊張してたやないけ」
「そうだね。結局、次の日に挨拶行ったよ」
「なんでかな。なにか上手くいかなかったんだよね」
「うまくって、なんだんね。おまはんはそこまで進んだ話を水にされて悔しくないんけ」
「別に……もう終わったことだし」
「ほな、その女は今どないしよるんや」
「今も隣の席で仕事してるよ」
「同じ筋の女に手を出したんだっか。それじゃおまはんも心ぐるしいやろ」
「そんな事ないよ。喧嘩別れじゃないし」
「……いろいろあったんやな。よし、ワシもボンクラとはいえ男の端くれや。今夜は好きなだけ飲ませたる。女も抱かせたろやないけ。遠慮のう楽しんでくれや」
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