この増田はラーメン屋、いや正確に言うと元祖ニュータンタンで書いている。
僕の目の前にはティッシューーーいや、やはりこれも正確に言うならばティッシュの代わりに使われた紙ナプキンーーーがいくつか丸められた状態で置かれている。
言うまでもなく、鼻水をかんだものである。鼻をかむってなんでかむっていうのだろうな、噛むと同じなのだろうか、どちらかというと出すって感じだけれど、いや今はそんなことはどうでもいい。
鼻をかんだティッシュ的な紙ナプキンを店員に片付けさせるというのは、どうなのだろうか。
自分の出したものということもあるが、飲食店で働く人に汚物を触らせるということ自体にも抵抗感がある。
しかし、見渡したところ客席にはゴミ箱はない。なんということだろう。
持ち帰るという選択肢にも抵抗感がある。
丼に入れろという意見もあるだろうが、スープの残った丼に鼻をかんだティッシュ的な紙ナプキンを入れるなどという行為は僕にはできない。食べ終わっているとはいえ食品に鼻をかんだティッシュ的な紙ナプキンを入れることは耐え難い。
正直なところ、僕はこの問題について10年近く答えを出せずにいる。
そして、なんということだろうか。答えを出せずにいるうちに満席になってしまったではないか。こうなればもはや席を立つしかない。ああ、南無三。
ハルキも鼻をかむ。
自分がやるのはもう1、2枚取ってそれで包む方式。紙を無駄にしていると言われればそうなんだろうけど。