ところで、神の本性には、常に存在するということが属すると、我々は明晰、判明に認知できる。
従って神の本性には、真に常に存在することが属しているといえる
①我々のうちにはある種の受動的能力に対応する能力的能力<感覚を刺激し、物質的事物の観念を送りこむ能力>が、我々の中か外に存在しなければならない。
③ところで、こうした能動的能力は我々の中に存在するとは考えられない
④なぜなら、こうした能力的能力は、我々の認識能力の中核である悟性の働き<理解する働き>とは無関係だし、また意思の力の支配下にもないから
⑤従って、こうした能動的能力は我々の外にあるものの中に存在していなければならない
⑥ところで、我々の外に存在するはずの能動的能力を持つものは、それが送り込む物質的事物の観念と同等以上の実在性を持っていなければならない