http://id.fnshr.info/2016/03/28/excel-bad-charts/
この記事の内容はごもっともな話である。しかし、では、「もっと勢いよく伸びているように見せてよ」と上司から言われたらどうすればいいのであろうか。
流石に3Dのグラフを使うのはやめておくにしても、もっと誠実なグラフで圧倒的成長力を演出する方法も無くはないだろう。
棒グラフで縦軸を途中から始めるのは不正確だということだが、折れ線グラフだったらどうか。
棒グラフの場合、棒の長さに意味があるために、縦軸を0から始めなければならないのだが、折れ線グラフならそのような制約もないだろう。
実際、学術的な論文でもこのようなグラフは使われている。絶対値と比べて、小さな変化であっても意味がある場合というのも少なくない。
そういう場合には、むしろ縦軸を途中から始めたグラフの方が誠実なこともあるだろう。
この場合も、縦軸を途中から始めるのと同じように変化を大きく見せられる効果がある。
そして、それに加えて初期値の群間におけるバラつきを0に出来るという効果もある。