中学一年の時からの親友が自殺した
すべての身辺整理をわたしに託して、樹海に消えて
そして姿を消した翌日、遺体で発見された
わたしも親友も精神疾患持ちのいわゆる「メンヘラ仲間」だった
ふたりで何年間も何度も自殺したいと語り合った
どうやったら人に迷惑をかけずに死ねるか、と
そして親友は樹海に消えることを選んだ
「死んだ時糞尿垂れ流しても肥料になりそうじゃない?」
わたしがある日そう言ったからかもしれない
でも、たとえどの死因でも、私には思い当たる節がある
それほどまでに二人の間には「自殺」というワードが頻繁に飛び交っていた
親友はみんなが気付いた頃にはもう樹海の奥にいた
だけどな親友、樹海なら迷惑がかからないなんて嘘だった
こんなにみんなが泣いてる悲しんでる
間違ったアドバイスをした
わたしの最初で最後の大間違いだ
わたしはこの間違いを一生忘れない
ともあれ親友、ひとまず人生お疲れ様
寝坊してもわたしはもう怒らない怒れない
病気から逃げられて本当に良かったな、辛かったな
随分かかると思うけど、食って寝てゲームして、わたしがそっちに行くのを待っててくれ
そして次会う時は、うまい飯とか、自殺以外の話をしよう
Permalink | 記事への反応(0) | 01:09
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